2025年11月18日(火)、令和7年度 ライオンズクラブ並びに市町村献血推進担当者合同研修会が、八仙閣にて開催されました。
研修会では、献血の現状と課題について詳しい説明が行われました。
日本人の血液型の割合は、A型約4割、O型約3割、B型約2割、AB型約1割とされています。献血によって集まる血液の比率も概ねこの割合に沿っていますが、緊急時の輸血では、血液検査に約1時間を要するため、検査結果を待つことが困難なケースでは、全ての血液型に対応できる「O型」が使用されるとのことです。
そのため、通常のO型患者への輸血分も含め、常に「O型の血液」が不足しがちな状況にあります。また、現在の献血者の中心は40〜50代であり、今後10年以内には献血を続けられなくなる方が増えることが想定されるため、次世代である若年層への献血推進が急務であることを学びました。
また、活動事例発表として、糸島ライオンズクラブおよび古賀市保健福祉部健康介護課からの報告が行われました。
糸島ライオンズクラブでは、献血活動における動員強化のため、会員の勤務先企業への協力依頼や、地域の大手企業との連携、高等学校での献血啓発セミナーの開催など、具体的かつ効果的な取り組みを推進されています。とくに、年1回の独自献血活動では、約300名の動員を達成されており、地域に根差した献血推進のモデルケースとなっています。
古賀市保健福祉部健康介護課からは、地域献血9回、職域献血10回、学校献血2回の実施状況が紹介されました。また、親子で参加できる献血体験会を開催し、将来の献血者育成に向けて献血思想の普及に積極的に取り組まれていることが報告されました。
本研修会には、福岡大樹ライオンズクラブから 337-A地区6Rマーケティング・ICT委員・幹事 L.菊地が参加いたしました。
今回の研修を通じ、当クラブとしても、今後どのように若い世代へ献血の大切さを伝え、参加を促していくかを検討していく必要性を強く感じました。引き続き、地域の命を支える献血推進活動に積極的に取り組んでまいります。

























